日本不整脈心電学会東北支部の第3期支部長を拝命いたしました。
本学会の会員数は12,000名を超え、本邦の循環器系の学会では、日本循環器学会に次ぐ、大きな学会に成長しています。不整脈・心不全疾患の診断・治療の進歩に伴い、アブレーションやデバイスなどの医療機器の発展は著しく、本学会の役割の重要性は増す一方です。
本学会は、医師・研究者のみならず臨床工学技士・看護師・臨床検査技師・診療放射線技師といった多職種の会員で構成されています。今後、本学会員が中心となり、不整脈診療のチーム医療を発展させていくことが重要です。
東北支部は、奥村謙元学会理事長のもと、小松隆前支部長が運営されていた東北不整脈研究会のメンバーが、東北支部の運営委員を務め、過去2回の東北地方会の開催を成功裏に導いてきました。第3期は、私（支部長）と野田崇先生（副支部長）、そして支部の評議員を中心とした運営委員が役員となり運営して参ります。
さて、過去に2回開催された地方会は、いずれも不整脈診療に携わる医師とメディカルプロフェッショナル会員の方々、約600名に参加いただきました。さらに、今年度は地方会の開催のみならず、心電図検定の会場として初めて仙台が選定されたことで高揚しています。医療関係者だけではなく、学生や一般の方々に不整脈診療に興味を持っていただく重要な機会になることでしょう。
東北地方の不整脈診療をチーム医療へと展開し、本学会員とともに盛り上げていきたいと考えています。ご協力のほど宜しくお願い致します。
令和5年9月吉日
日本不整脈心電学会 東北支部
支部長 八木 哲夫
(仙台市立病院循環器内科)